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玄覚貞光 (杉本貞光) 侘び寂びの世界 |
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私は、信楽の山中に穴窯を築き、古信楽・古伊賀を範として |
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作陶を続けておりましたところ |
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昭和の大茶人、今一休などと謳われた |
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大徳寺如意庵・立花大亀老師の知遇を得て |
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老師より「桃山に帰れ」という大きな使命を与えられました。 |
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千利休とその後継者古田織部に依って |
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一気に花開いた桃山時代の和物の茶陶。 |
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それまで茶の湯に使われた道具は、 |
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海外から請来されたものでしたが |
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利休の指導に依る長次郎の楽茶碗を始めとして |
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織部が指導した伊賀・備前・唐津・美濃など |
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和物が唐物・高麗物に伍して登場します。 |
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更に江戸初期には、本阿弥光悦という大芸術家が現れて |
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陶器・漆器・書の分野に於いて優れた作品を残しました。 |
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松尾芭蕉が提唱した「不易流行」という言葉があります。 |
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「侘び寂びの心」という“不易”・・・変わらざるもの。 |
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“流行”とは・・・芸術の世界における様々な切り口。 |
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私はこの言葉をこのように理解しています。 |
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利休は「用の美」織部は「動きの中の美」 |
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光悦は「自然の中の美」を表現しています。
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それら利休・織部・光悦、それぞれの“流行”に学びながら、 |
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私の“流行”を作り上げていく作業を |
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生涯続けていきたいと思っています。 |
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一方で大亀老師は「今こそ利休に帰れ」と |
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現代に警鐘を鳴らし続けておられました。 |
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混迷する現代にこそ「侘び寂び」の精神が |
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求められているように思います。
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私は、「侘び寂び」の心を表現しようと、やきものに留まらず |
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禅画の世界にも挑んでいます。 |
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ご縁があって、建仁寺管長・小堀泰巖師より |
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2014年に「玄覚貞光」という戒名を授かりました。 |
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今後は「玄覚貞光」として活動して参ります。 |
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玄覚貞光 |
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